最適化リストの設定方法は2つある。
- 必須項目
- 書式: リスト形式
実施する最適化の各回の設定をリスト形式で記載する。
リスト内に記載する要素は以下の通りである。
-
必須項目
-
書式: 文字列
実施する最適化の名称。
- 必須項目
- 書式:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
最適化対象期間開始時刻。
- 必須項目
- 書式:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
最適化対象期間終了時刻。
- 必須項目
- 書式: 数字
最適化対象期間前に決定変数が用意される期間。単位は時間。
- 必須項目
- 書式: 辞書式
- インデックス:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
- 値:
"ACT"
or"FCST"
- インデックス:
インデックス以降の時間帯のPV出力値を、実出力値("ACT"
)とするか予測値("FCST"
)とするか選択する。
- 必須項目
- 書式: 辞書式
- インデックス:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
- 値:
"ACT"
or"FCST"
- インデックス:
インデックス以降の時間帯のWF出力値を、実出力値("ACT"
)とするか予測値("FCST"
)とするか選択する。
- 書式:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
大規模発電機のN日毎の発電量上限制約を考慮し始める時刻。
本項目を指定しない場合、最適化対象期間前の引き継ぎ期間も含めて、一日の最初の時刻(時間粒度が1時間のときは、1時)とする。
例: 最適化対象期間: 4月30日13時~5月2日0時、最適化対象期間前の引き継ぎ期間:24時間 → 発電量上限制約の考慮開始時刻 : 4月30日1時
- 書式:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
- デフォルト値: start_timeと同値
結果を収納するxlsxファイルで、全最適化期間のうち、一部の期間を選択して結果を表示する際の、選択開始時間
- 書式:
"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"
- デフォルト値: end_timeと同値
結果を収納するxlsxファイルで、全最適化期間のうち、一部の期間を選択して結果を表示する際の、選択終了時間
- 書式: ブール値
- デフォルト値:
False
連系線の運用マージンを0に固定するか否かを選択する。
- 書式: ブール値
- デフォルト値:
False
必要三次調整力を0に固定するか否かを選択する。
記述例: 受渡日2016年5月1日の前日計画、当日計画を連続で実施
rolling_opt_list:
- name: "2016-05-01_day-ahead_scheduling"
start_time: "2016-04-30 13:00:00"
end_time: "2016-05-02 00:00:00"
pre_period_hours: 24
pv_value:
"2016-04-30 13:00:00": "ACT"
"2016-05-01 01:00:00": "FCST"
wf_value:
"2016-04-30 13:00:00": "ACT"
"2016-05-01 01:00:00": "FCST"
pickup_start_time_in_result_file: "2016-05-01 01:00:00"
- name: "2016-05-01_intra-day_scheduling"
start_time: "2016-05-01 01:00:00"
end_time: "2016-05-02 0:00:00"
pre_period_hours: 24
pv_value:
"2016-05-01 01:00:00": "ACT"
wf_value:
"2016-05-01 01:00:00": "ACT"
fix_tie_margin_to_zero: True
fix_required_tertiary_reserve_to_zero: True
対象期間(受渡日)の運用が確定するようにrolling_opt_listを生成する。
- 必須項目
- 書式:
"YYYY-MM-DD"
最適化対象期間の最初の日。
-
書式:
"YYYY-MM-DD"
-
デフォルト値: "start_date"と同一日
最適化対象期間の最後の日。
- 必須項目
- 書式:
"YYYY-MM"
最適化対象期間の最初の月。対象月の最初の日(1日)から期間開始となる。
-
書式:
"YYYY-MM-DD"
-
デフォルト値: "start_month"と同一月
最適化対象期間の最後の月。対象月の最終日に期間終了となる。
※"start_date"、"end_date"と”start_month”、"end_month”を併記してしまった場合、”start_month”、"end_month”で書かれている期間が最適化される(非推奨)。
- 書式: 文字列
- デフォルト値:
"default"
rolling_opt_listの生成ルール。現時点では’default’のみ設定可能。
default
最適化期間が前日13時から翌日0時までの前日計画(day-ahead scheduling)と当日1時から翌日12時までの当日計画(intra-day scheduling)を交互に行う。最終日の後半12時間の運用を確定するために、最終日翌日の前日計画まで実施する。
記述例: rolling_opt_listの生成ルールとして"Special"を選択したい
rolling_opt_list_rule: "Special"
注: 現バージョンで"Special"という条件は存在しないので、この例は正しく動作しない。 将来、default以外のルールが実装された場合に利用する設定である。