まずは Azure OpenAI の活用イメージを掴むため、Office 365 メールトリガーを用いた Azure OpenAI との入出力を試してみましょう。
メールアドレスに問い合わせを行うと、Azure OpenAI が回答してくれる bot サービスの作成します。
JapanEast のリソースグループでテンプレートを利用して下さい
- 自テナント内でメール受信可能なアカウントを 1 つ作成して下さい。
- 本ワークショップでは
openai@[テナント名].onmicrosoft.com
としています。
- 本ワークショップでは
- 本演習で作成するリソース(例:ロジックアプリなど)のためのリソースグループを作成して下さい。
- 以下設定例です。リージョンは東日本を前提として下さい
- リソースグループ名
rg-Sentinel-AzureOpenAI-Workshop
- リージョン
Japan East
- リソースグループ名
ARM テンプレートを用いて、ロジックアプリを導入します。
- Office 365 環境のメールアドレスに対して、
OpenAI question
タイトルでメールを受信すると、リクエストを Azure OpenAI に問い合わせを行い、返信を行います。 - 本演習より、ロジックアプリを用いた Azure OpenAI への入出力の設定方法を理解することが出来ます。
以下 GitHub レポジトリの ARM テンプレートを導入して下さい。
https://github.com/format81/AzureOpenAI-LogicApp
展開されたロジックアプリを起動するに際して、幾つか設定が必要になります。
ロジックアプリでは Office 365 のメールアドレスに対して API 認証が必要になります。
API 接続の編集から、「承認する」を押してメール受信するアドレスで認証して下さい(本例では openai@[テナント名].onmicrosoft.com
で認証します)
本ロジックアプリでは Azure OpenAI の API キーを登録する必要があります。
- Azure OpenAI の API キーを確認
展開されたロジックアプリの REST API は URL がサンプルになっています。 自テナントに合わせた設定に更新して下さい。
Parameter | Sample |
---|---|
https://your-resource-name.openai.azure.com | https://(自分のエンドポイント).openai.azure.com |
deployment-id | モデル デプロイ名 |
最後のロジックアプリのステップは返信先のメールアドレスになります。
メールの送信者(差出人)に対して Azure OpenAI から得られた text
を返しています。
テストしてみましょう!
設定したメールアドレス対して Title:「OpenAI question」でテストしてみましょう。
数分後、Azure OpenAI で返した内容が返ってきましたか?
** 注意事項 **
- メール送信する場合は 4000 文字以内にするようにして下さい(token limit にひっかからないようにします)
- 日本語でメールを送る場合は HTML メールではなく、TEXT メールで送るようにして下さい
確認してみましょう!
- ロジックアプリから Azure OpenAI へはどのような RESTAPI での通信が行われたでしょうか?
- ロジックアプリから Azure OpenAI にチャットする内容はどのような内容で問い合わせが行われましたか?
- Azure OpenAI に対して、パラメータ設定はありましたか?
お疲れさまでした!
次の演習 Microsoft Sentinel のインシデントから Azure OpenAI に問い合わせをかけるに進んでください。