sqlite3-regexp.md

SQLite3 使用時の正規表現での検索の有効化について

SQLite は標準で REGEXP 関数をサポートしておらず正規表現での検索ができません。ただし、Run-Time Loadable Extensions - SQLite にあるように実行時に自作の SQL 関数を読み込むことができます

この機能を使用して EPGStation で SQLite3 使用時でも正規表現を使えるようにする手順を紹介します

shared library の作成

1. ソースコードのダウンロード

SQLite Download Page から sqlite-amalgamation-*.zip と sqlite-src-*.zip をダウンロードし、適当な場所に解凍する

2. ソースコードの配置

sqlite-src-*/ext/misc/regexp.c を sqlite-amalgamation-* へコピーする

3. ビルド

sqlite-amalgamation-* へ移動し以下のコマンドを実行する

• Linux の場合

gcc -g -fPIC -shared regexp.c -o regexp.so

• macOS の場合

gcc -g -fPIC -dynamiclib regexp.c -o regexp.dylib

• Windows (64bit) の場合

スタートメニュー -> Visual C++ Build Tools -> Visual C++ 2015 x64 Native Build Tools Command Prompt を開き sqlite-amalgamation-* へ移動し以下のコマンドを実行する

cl regexp.c -link -dll -out:regexp.dll

ファイルの配置

生成された regexp.so (Linux), regexp.dylib (macOS), regexp.dll (Windows) を適当な場所へ配置する

EPGStation の修正

config.json に以下の項目を追加します。

    "sqlite3": {
        "extensions": [
            "/hoge/regexp.so"
        ],
        "regexp": true
    },

Windows でのファイルパス指定は

C:\\hoge\\regexp.dll

ではなく

C:/hoge/regexp.dll

となるので注意しましょう

EPGStation を再起動したら完了です