Skip to content

Analyze congestion in Tachikawa using OSMnx and NetworkX.

Notifications You must be signed in to change notification settings

tomiharu0317/congestion-analysis

Folders and files

NameName
Last commit message
Last commit date

Latest commit

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Repository files navigation

  • 分析結果のレポートはこちら(ダウンロードしてご覧ください)
  • srcフォルダの各ファイル・各関数の役割についてはこちらを参照

目次

立川市の道路ネットワーク

分析対象

立川市において、以下の道路が非常に混雑する問題がある。この混雑の要因を分析することが目的である。

googlemap

analyze_target_road

データ

道路ネットワーク

road_network_in_tachikawa

  • Open Street Map から取得した立川市自動車道路ネットワーク(自動車が走行可能な道路を含み、歩道、自転車道などは含まない)
  • sourceからtargetへの向きをもつ edge が定義されたDigraph
  • 2 つの node 間に 2 つの edge を持つ場合があるMultiDigraph

ノード(交差点)に含まれる情報

{
    y: 緯度,
    x: 経度,
    highway: {
        traffic signals: 信号機,
        crossing: 横断歩道
    },
    street_count: 交差点が繋がる道路の数
}

エッジ(道路)に含まれる情報

{
    osmid: Open Street Map 上の道路 ID,
    name: 道路の名前,
    highway: {
        primary: 大きな街を結ぶ道路,
        secondary: 町を結ぶ道路(primaryの次に重要),
        tertiary: 小さい町や村を結ぶ道路(secondaryの次に重要),
        unclassified: 村や村落を結ぶ道路(最も重要度の低い道路),
        residential: 住宅沿いの道路,
    },
    oneway: 一方通行かどうか(True/False),
    length: 道路の長さ,
    lanes: 車線の数,
    maxspeed: 最高時速,
}

ネットワークの直径

直径:ネットワーク内で最も遠いノード間の距離. ノード間の最短距離の中で最も大きい値

diameter_path

分析方法

  1. 道路ネットワークの可視化 (ノード:交差点)
  2. ネットワークの基本特徴量を算出
  3. 中心性指標に基づいてグラデーションで色付けしプロット

基本特徴量

  • ノード数
  • エッジ数
  • 次数のヒストグラム
  • 次数分布
  • 平均次数
  • 平均ノード間距離(道路の長さが距離)
  • ネットワークの直径(shortest path length の中で最大のもの)
  • エッジ密度
  • クラスター係数
  • 平均クラスター係数
  • 次数中心性
  • 固有値中心性
  • 媒介中心性
  • 近接中心性
  • ページランク

結果

基本特徴量

名前
有向グラフ True
ノード数 4106
エッジ数 10515
平均次数 5.12
平均経路長 4044.685
直径 10418.409
密度 0.000624
平均クラスター係数 0.00188

次数のヒストグラム

degree_hist

次数分布

degree_dist

中心性指標に基づくプロット

スタージェスの公式に基づいて中心性の値の階級数を決め、値が高いものからclass 1として濃い色でプロットした.

次数中心性

入次数 in_degree_centrality

出次数 out_degree_centrality

固有値中心性

eigenvector_centrality

媒介中心性

betweenness_centrality

近接中心性

closeness_centrality

ページランク

pagerank

指定範囲の道路ネットワーク

データ

道路ネットワーク

road_network_in_target_region

  • Open Street Map から取得した道路ネットワーク(自動車が走行可能な道路を含み、歩道、自転車道などは含まない)
  • 以下の範囲内の道路を box として取得
- 北緯:35.71
- 南緯:35.655
- 西経:139.33
- 東経:139.55

showa_kine_park

chuo_expressway

koushu_kaidou

分析方法

  1. 道路ネットワークの可視化 (ノード:交差点)
  2. ネットワークの基本特徴量を算出
  3. 中心性指標に基づいてグラデーションで色付けしプロット
  4. 緯度 35.665 以南の交差点から目的地までの最短経路を算出
  5. 最短経路に含まれている回数が多い道路ほど濃い色でプロット
  6. 緯度 35.665 以南の交差点から目的地までの最短時間経路を算出
  7. 最短時間経路に含まれている回数が多い道路ほど濃い色でプロット
  8. ランダムに選択した 6000 のノードから目的地までの最短時間経路をプロット
  9. 新しい道路を 2 つ設置し、それぞれの場合の最短時間経路の変化を確認
  10. 新しい道路の設置後の最短時間経路を分析

基本特徴量

  • ノード数
  • エッジ数
  • 次数のヒストグラム
  • 次数分布
  • 平均次数
  • エッジ密度
  • 入次数中心性
  • 出次数中心性
  • 固有値中心性

※ 媒介中心性・近接中心性・ページランクは計算実行時間の制約(計算に約 21 年かかる)のため計算していない。

結果

基本特徴量

名前
有向グラフ True
ノード数 35235
エッジ数 95164
平均次数 2.849
密度 7.665e-05

次数のヒストグラム

degree_hist

次数分布

degree_dist

中心性指標に基づくプロット

次数中心性

入次数 in_degree_centrality

出次数 out_degree_centrality

固有値中心性

eigenvector_centrality

昭和記念公園までの最短経路

緯度 35.665 以南の 6774 個の交差点から昭和記念公園立川口への最短経路を導出し、より多く使われている道路を濃い色でプロットした。図の凡例は使われた回数を意味している。

重みを(交差点から交差点をつなぐ)道路の長さとして、ダイクストラ法を用いて重み(距離)が最小となる経路をあるノードから目的地への最短経路としてプロットした。

道路が使われた回数に基づく配色はスタージェスの公式を用いて決定した。具体的には、k を階級数、N を道路の使用回数のパターン数(使用された回数が 1,3,5,10 ならばパターン数は 4)として以下のように計算する。

k = 1 + round(log_2 N)

求められた階級数を用いて階級の幅 w を

w = ceil(max{道路の使用回数} / k)

として計算し、それぞれの階級に基づいて道路の色を決定した。

shortest_path

昭和記念公園までの最短時間経路

緯度 35.665 以南の 6774 個の交差点から昭和記念公園立川口への最短時間経路を導出し、より多く使われている道路を濃い色でプロットした。図の凡例は使われた回数を意味している。

各道路を通過するのに要する時間は

所要時間(h) = 道路の長さ(m) / (法定速度(km/h) * 1000)

で計算し、これを各道路(エッジ)の重みとした。ダイクストラ法を用いて重み(所要時間)が最小となる経路をあるノードから目的地への最短時間経路としてプロットした。

min_time_path

ランダムなノードからの最短時間距離

min_time_path_random

min_time_path_random

新しい道路の設置

新しい道路 1 newroad

結果

newroad newroad

新しい道路 2 newroad2

結果

newroad newroad

→ 新しい道路を設置しても最短時間経路は変化なし

新しい道路の分析

全体の最短時間経路/新しい道路 1 を通った上での最短時間経路/新しい道路 2 を通った上での最短時間経路

3roads_comparison

経路名 経路の長さ(m) 所要時間(h) 平均時速(km/h)
最短時間経路 1984.18 0.06172 32.148
新しい道路 1 を通る経路 1838.744 0.06721 27.358
新しい道路 2 を通る経路 1907.462 0.06384 29.879

法定速度別にそれぞれの経路をプロット maxspeed_comparison

  • 新しい道路 2 を通った上での最短時間経路と全体の最短時間経路はほとんど重なっている

  • また、新しい道路 2 は 50km/h なので所要時間が下回ってもおかしくない

-> 新しい道路 2 への分岐点から新しい道路 2 の開始地点までの法定速度 20km/h 道路がネックとなっている

この道路は立川ウインズ通りという名称で、調べた結果実際の法定速度は40km/h

この道路の法定速度を 40km/h にする

maxspeed_comparison

結果

経路名 経路の長さ(m) 所要時間(h) 平均時速(km/h)
最短時間経路 1984.18 0.06172 32.148
新しい道路 1 を通る経路 1838.744 0.06721 27.358
新しい道路 2 を通る経路 1907.462 0.0578 33.001

新しい道路 2 の設置により最短時間経路が変化した

結論

  • 渋滞が頻発する道路は南から昭和記念公園へ来る場合の最短時間経路となっているため、集中する
  • 例として新しい道路 2 の設置によって最短時間経路が変化することから、効率的な配置から渋滞を分散させることができる可能性がある

今後の課題

  • 法定速度がデータとして有していないエッジは主要な道路ではないと仮定して一律 20km/h とした
  • その結果として新しい道路 2 を設置した際の立川ウインズ通りのような、実際の法定速度とは異なる道路ネットワークが作成され、結果に影響を与えた
  • より正確性の高いデータを有した道路ネットワークの作成が求められる

About

Analyze congestion in Tachikawa using OSMnx and NetworkX.

Topics

Resources

Stars

Watchers

Forks

Releases

No releases published

Packages

No packages published

Languages