Zaif Web apiをコマンドラインから叩けるツールです。
Rust製のAPI Wrapperを作ったので、シンプルなクライアントも必要ですよね、ということで。 チャートは公式サイトで確認しつつ売買注文はAPIから、というのもありかと。
cargo install zacli
以下はコマンドの一部です。zacli help
ですべてのコマンドが確認できます。
zacli currencies <NAME>
zacli currency_pairs <CURRENCY_PAIR>
zacli depth <CURRENCY_PAIR>
zacli trade <CURRENCY_PAIR> <ACTION> <AMOUNT> <PRICE>
trade
など、一部のコマンドにはAPIアクセスキー、シークレットが必要です。
zacliがこれらを知る手段として設定ファイルを採用しています。
設定ファイルは次のコマンドで生成できます。
zacli config --init
ホームディレクトリに.zacli.toml
が生成されているので、APIアクセスキー、シークレットを差し替えてください。
zaif_jpy
の成行の買い注文をするとします。
板の情報はzacli depth
で確認することができます。
zacli depth zaif_jpy | grep ask | head -1
# ask 1.500 100.0
depthの結果はtype
, price
, amount
の順で表示されます。
ここではtype
がask
のもの(売り注文)をgrepで絞り込んでいます。
NOTE: 売り注文はpriceが低いもの、買い注文はpriceが高いものから順に表示されます
絞り込んだ結果から1行だけ取り出し、今売りだされている一番安い価格を確認します。(1.500 JPY) これより高い価格で買い注文を出せば、成行注文が成立します。
# 2.0 JPY で数 10 の買い注文を発行します
zacli trade zaif_jpy bid 2.0 10