Skip to content

CompileAndInstall

Naohisa Sakamoto edited this page Apr 17, 2020 · 6 revisions

1.4 インストール

Githubリポジトリからソースコードをダウンロードしてください。KVSリポジトリのトップページにある緑のボタン(Clone or download)をクリックし、「Download ZIP」を選ぶとZipファイルをダウンロードすることができます。また、gitコマンドを利用して、以下のようにダウンロード(クローン)することができます。ただし、混乱を避けるために、ソースコードをダウンロードするディレクトリ(KVSのソースコードを展開するディレクトリ)と環境変数KVS_DIRで指定するディレクトリ(KVSをインストールするディレクトリ)は別にしてください。

> git clone https://github.com/naohisas/KVS.git

1.4.1 Windows環境

  • コンパイル

KVSのコンパイルおよびインストールは、コマンドプロンプト上で行います。Windows環境では、インストールしたVisual Studioのバージョンによって起動するコマンドプロンプトが異なります。Visual Studio 2015の場合、スタートメニューから「Visual Studio 2015」をクリックし、「開発者コマンドプロンプト for VS2015」または「Developper Command Prompt for VS2015」を起動してください。Visual Studio 2017や2019の場合は「VS2015」の部分をバージョンに合わせて読み替えてください。OSバージョンおよびVisual Studioのバージョンによっては、プログラムの場所や名前が変更されている可能性があるので、環境に応じて適切にVisual Studio コマンドプロンプトを起動させてください。

Windows環境(Microsoft Visual C++)では、nmakeコマンドを利用してKVSをコンパイルします。以下に実行例を示します。KVSのソースコードは「C:\tmp」下にkvsという名前で展開されているとします。

 > cd C:\tmp\kvs      ※ C:\tmp\kvs に移動
 > nmake              ※ コンパイル

※コンパイル時間は、実行環境の性能に依存しますが、約2〜3分程度かかります。

デバッグモードでコンパイルを行うときは、以下のようにnmake時にオプションDEBUG=1をつけてコンパイルしてください。

> nmake DEBUG=1

また、オプションrebuildをつけると再コンパイル、オプションcleanをつけるとコンパイル済みファイルの削除が可能です。

> nmake rebuild    ※ 再コンパイル
> nmake clean      ※ コンパイル済みファイル削除
  • インストール

コンパイルが正常に終了した後、オプションinstallをつけてnmakeコマンドを実行します。インストールが実行されると、必要なライブラリファイルおよびヘッダファイルが、環境変数KVS_DIRで指定されたフォルダ下にコピーされます。

> nmake install    ※ インストール

デバッグオプションをつけてコンパイルした場合は、以下のようにしてインストールしてください。

> nmake DEBUG=1 install
  • アンインストール

KVSのアンインストールは、オプションuninstallをつけてnmakeコマンドを実行することで実施されます。また、インストールしたディレクトリ(環境変数KVS_DIRで指定しているディレクトリ)を直接削除することでもアンインストールすることができます。

> nmake uninstall  ※ アンインストール

1.4.2 Linux/Mac OS X環境

  • コンパイル

LinuxおよびMac OS Xの場合は、makeコマンドを使ってKVSをコンパイルおよびインストールします。ホームディレクトリ直下のtmpディレクトリにkvsという名前でソースコードが展開されているとします。以下に実行例を示します。

> cd ~/tmp/kvs      ※ ~/tmp/kvs に移動
> make              ※ コンパイル

※コンパイル時間は、実行環境の性能に依存しますが、約2〜3分程度かかります。ccacheコマンドを事前にインストールしている場合は、2回目以降のコンパイル時間が短縮されます。

デバッグモードでコンパイルを行うときは、以下のようにmake時にオプションDEBUG=1をつけてコンパイルしてください。

> make DEBUG=1

また、オプションrebuildをつけると再コンパイル、オプションcleanをつけるとコンパイル済みファイルの削除が可能です。

> make rebuild    ※ 再コンパイル
> make clean      ※ コンパイル済みファイル削除
  • インストール

コンパイルが正常に終了した後、オプションinstallをつけてnmakeコマンドを実行します。インストールが実行されると、必要なライブラリファイルおよびヘッダファイルが、環境変数KVS_DIRで指定されたフォルダ下にコピーされます。

> make install    ※ インストール

ただし、環境変数KVS_DIRを、たとえば「/usr/local/kvs」と設定した場合、インストールの際にルート権限が必要となります。そのため、「make install」を実行する際は、管理者権限のあるユーザで実行してください。UbuntuやMac OS Xなどでは、sudoコマンドを利用して、以下のようにインストールすることが可能です。

> sudo make install
  • アンインストール

KVSのアンインストールは、オプションuninstallをつけてnmakeコマンドを実行することで実施されます。また、インストールしたディレクトリ(環境変数KVS_DIRで指定しているディレクトリ)を直接削除することでもアンインストールすることができます。

> make uninstall  ※ アンインストール

ただし、管理者権限が必要となる場合には、インストール時と同様に、たとえばsudoコマンドを利用して、管理者権限のあるユーザでアンインストール処理を実行してください。

> sudo make uninstall  ※ アンインストール
Clone this wiki locally